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help リーダーに追加 RSS 『ふたりのロッテ』 エーリヒ・ケストナー

<<   作成日時 : 2006/09/11 14:03   >>

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本当は少し前に読み終わっていたのですが、ちょっと感想を書くのが遅くなりました;;
このお話を読んでいたらムクムクと想像力がふくれ上がって、イラストも描きたいなと思ったのです。
でも、自分の画力を計算にいれてなくてうまく行かず(爆)
描きたいシーンがあったのですけど難しいですね;;
脳内に構図は出来ていてイメージも完璧にあるのですが、それをそのまんま描けそうになかったのです。
というわけで、いつも通り文章のみの感想となります。
殺風景ですがいつものことということで(笑)

さて、このお話は以前に映画の感想を書いています。
ドイツの映画版の『ふたりのロッテ
アメリカで作られた『ファミリーゲーム 双子の天使


で、今回初めて原作を読みました。
ストーリー

夏休みにビュールゼー湖のほとりのゼービュール村の子どもの家に、偶然やってきた顔がそっくりな女の子が二人。
ルイーゼ・パルフィーは巻き毛でウィーン生まれです。
そして、もう一人はロッテ・ケルナー。髪の毛はおさげにしていてミュンヘンで育ちました。
実は二人は本当の双子でした。
両親の離婚で別々に育てられたのです。
二人はある陰謀を企てます。入れ替わってまだ見たことのない父と母に会いたいと。



慣れないお互いの暮らしで奮闘する二人と、父母への愛情、悩み、それがコミカルだけどじっくりと描かれていて、素直にジンとしてしまう。そんなお話でした。
もう、ルイーゼもロッテも私は大好きで。二人が本当に幸せになれるようにと、心から祈ってしまう。
素敵な子達なのです。

ところで、このお話は『二人のロッテ』ですね。
『二人のルイーゼ』ではないのはなぜでしょう。
ルイーゼはルイーゼなんですけど、一番変わったのはやっぱりルイーゼの方だからでしょうか。
まったく料理とか出来なかった子なんですけど、ロッテの変わりになることで料理も覚えて、最後では「二人の主婦さん」みたいに言われていましたし。
それに、一番頑張っていたのはルイーゼになったロッテでしたしね。
父親にくっついた悪い虫を駆除しようと奮闘してましたし(ゲルラハ嬢のことですよ〜)
病気になってまで…!!
だから、このお話は「ふたりのロッテ」なんだろうなと私は思ったのですけど、どうなんでしょう。

女の子のお話なので、とっても共感できる部分もあるし、考えさせられる部分もあるし。
『子供を二人に分けていいでしょうか?』という部分はちょっと、かなりズキッとしました。
児童文学だけど、逆に今、お父さんお母さんをしている人に見てほしい。

たとえ、年齢は大人に達していても、大人面をしているだけで大人になりきれていない大人のなんと多いことか(私も含めて)
今でも大人になれた気がしていないのです。
そんな人が子供を、それか別の誰かを傷つけている。気づいていないだけで。
このお話ではロッテとルイーゼだけではなくて、両親も二人から何かを学び取っています。
二人がもたらす変化は彼女たちだけではなくて周りにも影響を及ぼし、二人は自分の力で幸せを掴み取るのです。

シビアでグサッと来る部分もありますが、根底はすごく優しい。
ハッピーエンドだからでしょうか。
味わった悲しい思いも、寂しい気持ちも、全部そのためにあったと思えば。




すごく面白いと思ったのに、感想はうまく言えません。
教訓くさいことは一つも書いてないんです。
それでも何かを受け取れる。そういう物語です。


今は『エーミールと探偵たち』を読んでいます。
しかも、このお話は図書館で借りてきたのですが、私が子供の頃に読んだままの表紙です。
懐かしすぎる><
ではでは〜。



ふたりのロッテ
ふたりのロッテ (ケストナー少年文学全集 (6))

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コメント(5件)

内 容 ニックネーム/日時
こんにちは。
エーミールと大どろぼうも楽しいです
”どろぼう”と言えば「大どろぼう ホッツェンプロッツ」は、読んだことありますか?
ゆきのちゆき
2006/09/11 15:38
>ゆきのちゆきさん
こんにちは。
いつもお返事、遅くなってごめんなさい><
「大どろぼう ホッツェンプロッツ」は残念ながら読んだ事がないです。
でも、検索して探してみたらオトフリート・プロイスラーの本なんですね!
なんだか、面白そうです><
小さい頃、同じ作者の「小さい魔女」という本が大好きでした。
図書館で以前は見かけたのですけど、最近はなくなっちゃったみたいで;また読みたいです。
プロイスラーの本はまた機会があったら読んでみたいと思っていますので、「ホッツェンプロッツ」も一緒に探してみたいです。
ありがとうございました。それでは〜。
未優@管理人
2006/09/14 19:45
未優さん、こんばんわ
 「なぜ、ルイーゼじゃなくてロッテなのか?」考えてもみなかったけど確かに不思議です。「ふたりのルイーゼ」でもよさそうですけど・・・
 やっぱりロッテ=模範的少女なのかな?二人で頑張って’いい子’になった・・・これ突き詰めて考えていくと物語の違った側面が見えてきそうですね。いずれまた読んでみよう、と思いました。
ぴぐもん
URL
2006/09/14 22:22
>ぴぐもんさん
こんにちは〜。
ケストナーの作品は一見するとへんてこなタイトルがけっこうありますよね。
『エーミールと三人のふたご』とか。まだ、未読ですが『五月三十五日』も一瞬なんだろうと考えてしまう。それと同じで『ふたりのロッテ』もつい考えてしまったのです。
単なる深読みなだけかもしれないのですけど;;

病気のロッテを看病するルイーゼの描写に『今はルイーゼは小さい主婦さんになりました。これまでその修行をしたのです』という部分があって、それが少し気になったのです。
けれども、ケストナーは型にはまった『いい子』ではなくて、それぞれの個性を大事にする作家さんだと思いますので、ルイーゼに関しては父親に育てられた野生児だったルイーゼが母親と触れ合うことで、家事を覚えた。それによって二人のレディが出来上がったという感じに解釈しています(ルイーゼの魅力や性格はそのままで決して優等生のようには描かれていなかったと思うので)
未優@管理人
2006/09/15 09:08
>ぴぐもんさん(続きです)
考えてみるとやっぱり不思議なタイトルですよね。『ふたりのルイーゼ』でも『ふたごのロッテ』でもなくて『ふたりのロッテ』。考えすぎかもしれないけど、なんだか気になります(苦笑)
未優@管理人
2006/09/15 09:09

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