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戦争を扱った映画は、実は苦手です。 それでも、見たいと思うときがあります。 義務感というのとは違うのですが、観ておかなくてはいけないと思う時。 たぶん、今がその時だったんだなと。 観てから感じるときがあります。
シンドラーは決して善人ではありませんでした。 ユダヤ人を雇っていたのは、ポーランド人よりも人件費が安かったから。 富を築くことしか頭になかった人でした。 それが、変わったのはどこでだったんでしょう。 私の見方が薄いのか、そこだけはきちんとした転換期がわかりづらかったですが、なんとなくゲットーが解体されて、何人ものユダヤ人が殺された……あのあたりだったのかな〜と思わないでもないです。 シンドラーとは全く関係ないのですが、ゲットーに住むユダヤ人の子供たちがすごく好きで。 ゲットーにドイツ兵がなだれ込んできた時に、隠れる場所がない人を兵士の格好をした子どもが隠すんですよ。 そして、ドイツ兵には「ここには誰もいません」って言ってから、その人と女の子に「安全な列に並ばせるから」って言って、連れて行くんです。 はしっこい子で、その助けてもらった人が「もう、あの子は子供じゃないね」って言うんです。 もう、立派に一人で生きて行ける男なんです。 細々とした子どもたちの描写がすごく好きでした。 子どもらだけトラックに乗せられてどっか連れて行かれそうになって、はしっこい子どもはそれから隠れてたりとか(あれ、どこに連れて行かれたんだろう。あまり、考えたくない;;) でも、ドイツ兵が来る前に病床で寝たっきりの病人に劇薬を盛って殺してたの怖かった>< ドイツ兵が来た時にはもうみんな毒をあおって死んだ後だったけど…。 会計士のイザック・シュターンとの友情が素敵に描かれていて。 あの、酒を酌み交わすシーンがすごく好きです。 「この戦争が終わったら、二人で酒を飲みたいと思っていた」 と、シンドラーが明かします。 けれども、シュターンは 「今、飲みましょう」 と、言うんです。 シュターンはユダヤ人。明日は生きているかわからない。 だから、今、飲みましょうと……。 ビジネスのパートナーだった二人が、次第に心を通わせるような存在になっていたとわかるには十分すぎる演出だと思います。 そして、シンドラーはたくさんのユダヤ人を救うことになります。 裸一貫で事業を起こして巨万の富を得ました。 その富はユダヤ人の食費とドイツ兵への賄賂できれいに消えて行ったそうです。 結局は何もなくした彼が、最後に言ったこと。 残った自分の車やバッジを売ればさらに何人かのユダヤ人を救う事ができたのに……と。 あと一人でも多くの人が死なずにすんだのに。 たった一つの勇気と行動力があれば。 シンドラーは一人で精一杯のことをやったけれど、それでも悔いが残ると言いいました。 もっと、努力すればもっと大きな成果が得られたのにと。 それは誰に向けた言葉だろうと考えずにはいられないのです。 それは、私自身へ向けた問いかけに変わります。 すごく、良い話ではあるのですが、目を背けたい事柄だからか二度見る勇気が私にはありません;; 二度と見られないかもしれない。 だから、感想だけはここに書きとめておきます。 もともとの収容所がまだしもアットホームに見えるほど、アウシュビッツは怖かったです。 シンドラーのリスト スペシャルエディション
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